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2017年 08月 24日
8/15 終戦記念日 ロッちゃん
8/15は終戦記念日。
私の田舎の小学校は、8/6と8/15が登校日だったと記憶しています。

今年の終戦記念日の夜、ロッちゃん(私がそう呼んでいる)がお星さまになりました。

ロッちゃんは相方さんが飼っていた猫で、ロシアンブルーです。
まだ二ヶ月くらいの時に飼い始めた血統よい猫らしいです。
賢くて、かなりやんちゃで気位の高い猫。

初めてあったのは、相方さんのおうちに練習仲間と初めてお邪魔した日でした。
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家族以外の人を見たことがなかったのか、目をまん丸くして誰だろうと見ていました。
相方さんところにはもう一匹、キャッちゃん(私がそう呼んでいる)という猫がいるのですが、キャッちゃんはハウスの外に出してもらっているのに、ロッちゃんは狂暴だよ❗ということでハウスに入れられてました。
ロッちゃんは相方さん以外と仲良くならないと聞くと、心の中で何か燃えるものがありました。
仲良くなりたいなー😃

それから、相方さんと話をする機会も増え、付き合うようになり、遠距離になり、別居結婚になり、ロッちゃんにとってはたまにあう
人間となった私ですが、意外にもロッちゃんはすんなり私を受け入れてくれました。
キャッちゃんは警戒心が強く、今も恐る恐る私に接していますが、ロッちゃんは気まぐれながらもすり寄ってきてくれていました。

普通に元気で、キャッちゃんのご飯をブン取るくらいのロッちゃん
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(こんな感じに食いしん坊で元気だった)
7/23に私が広島に行って、それから一週間くらいして

ロッちゃんがあんまりご飯食べない❗

と、相方さんから電話がありました。
数日続くようなら病院につれていくのはどう?と話をして数日後、具合が悪そうだから病院つれていったよと。
血液検査は問題ないけど、腹水がたまっているから心臓が弱っているかも。
といつにもなく落ち込んだ相方さんからの連絡でした。

ほとんど動かずじーっとしてる。
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早く帰っておいで❕

と連絡を受け、八月頭の週末に急遽帰宅し、一緒に動物病院へ。
腹水を抜いてもらったら、血液が混じっているような赤い色をしていました。

心臓ではなくて腫瘍から出血しているようだ
とお医者さん。
お腹を開けて手術するか、時々腹水を抜く対処両方にするかどちらか考えてください。
といわれました。

仕事もあるので日曜には広島に帰り、仕事を済ませ、やっと夏休みになり長期休暇の帰宅ができました。

ロッちゃんはご飯をほとんど食べなくなり、スープ状のものをペロペロ。
あとは、相方さんが注射器でミルクを与えていました。
動かないのと食べないので、みるみる落ちていく筋肉。
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病院につれていって腹水を抜いてもらう。
病気の原因を知りたいけど、麻酔大丈夫かな。

決められなかった私は相方さんに、chacoの通ってた病院にセカンドオピニオンのためにいくことを提案しました。

車で20分のchacoの先生のところに5年ぶりにいきました。
看護師さんが、
あーー、chacoちゃんの❕
って覚えててくれました。
前よりさらにしゃきしゃきしてそうな女医さんにみてもらう。

たぶんリンパ腫だと思う。
低体温にもなってるよね。
何とかしてあげたいよね。
どこが悪いのかわからないと対処もできないから、専門のガンセンターでみてもらったら。
小さいところではやはりいろんな状況に対応するのが難しいから。
掛かり付けの先生が紹介できないっていったら紹介してあげるわよ。
麻酔は検査に必要なだけの弱い麻酔も可能だから、肺がやられていない限り大丈夫。
でも、検査までもってもらわないとね。

とのこと。

掛かり付けの先生にお願いして、紹介してもらい、ガンセンターで検査予約。
(13日の練習中に予約)
8/18の金曜日が検査の日でした。

月曜日の14日にお医者さんにいって腹水を抜いてもらう予定でしたが、14日にいくと、18日まで日が空いてしまって、検査の日に腹水で辛いといけないなー。さいわい食欲はありそうだ(でもほとんど食べられないけど)
ということで、腹水を抜くのを翌日の15日にしてもらいました。
(腹水には必要な栄養もあるらしく、抜きすぎるのもよくないらしいです。お腹にたまっているものの半分くらいを週に一回抜いてもらう感じです)

15日の朝、毎日少しずつ体力も筋肉もなくなっているロッちゃんでしたが、ご飯の時間には自分からお腹すいたよーとふらふらしながらも起き出して餌を待っていました。
缶詰の汁をあげました。あと、いつものように相方さんが注射器でミルクを。
そのあと、病院へ。
腹水を半分抜いてもらい、体温を測る。
32度っていってたな、確か、猫の平均体温って38度くらいだから、かなり低い。
先生からも、検査するのもどうかって言われる。
もう、これは気力で生きてるんだよ。
っと。

そんなことはない。
昨晩はおやつのカリカリしたエサをがぶついた。
私の手に歯が刺さるくらい。

先生から体を暖めてあげるように。
ご飯もできれば糖分をとってもらいたい。

と。
帰ってから、はちみつを買いに行き、ペロペロさせて、夏だけど電気毛布を一番低めの毛布にして、みんなで昼寝。
私、ロッちゃん、相方さんで川の字になって寝ました。
二時過ぎにロッちゃんが暑かったようで、相方さんを乗り越えて脱出。
ロッちゃんも比較的元気そうなので、私たちは用事をすませに外出、途中ロッちゃんが検査を受ける病院の場所を確認しました。
夕方帰宅して、ロッちゃんにはちみつをなめさせ、自分達もご飯を食べました。
私は休憩し、ロッちゃんの横に寝そべってテレビをみる。
相方さんはロッちゃんにミルクをあげる。少ししてロッちゃんの口元についたミルクを相方さんがふいているときでした。

ロッちゃんが聞いたことのない大きな声で

にゃーーーにゃーーーー!

と泣きました。
とっさにロッちゃんの死期を感じました。

ロッちゃん死んじゃう。

ロッちゃんは大好きな相方さんに撫でられながら死んじゃいました。
検査まで持たなかった。
朝の先生の見立ては悲しいけど当たってた。
あと数日で12歳でした。
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ロッちゃんは、次の日、chacoと同じ霊園で荼毘にふしました。

おうちに帰ってきたロッちゃんをchacoの横に置きました。

ありがとうロッちゃん。

相方さんがロッちゃんをなくした悲しみをわかっているはずなのに、chacoが死んだときと同じような喪失感を感じることができません。
毎日一緒に過ごしている人間だけが感じる喪失感なのでしょう。

chacoが死んだとき、親しい人は同じ思いだと思っていました。
それなのに何でこんなときに普通にしゃべれるんだろうと。
変な話ですが、あのとき一緒に悲しんでくれた人の気持ちが今になってわかります。
同じ悲しみではなくても、思ってくれていたんだなーと。
経験しているはずなのに、相方さんの味わう喪失感を同じように味わうことができません。
あのときの、私のわがままに比べて、相方さんはわがままではありません。悲しみは自分のものとして受け止めているようです。

相方さんがロッちゃんの小さいときの写真見せてくれました。

私の知っている気位の高いロッちゃんではなく、かわいい子猫のロッちゃんでした。
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(以上、私の知っているロッちゃん)

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(小さいときのかわいいロッちゃん)

サヨナラ。またいつか会いましょう❗


by buebue | 2017-08-24 20:48 | その他 | Comments(0)


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